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そこら中でちびっ子が元気に遊んでいる。
ローカルバスいいね〜

バンビエン行きのローカルバスはとってもボロでいいバスだった。
だって、運転手の横がエンジンかなんかで高くなっていて、
足拭きマットみたいなものが敷いてあり、おばちゃんがそこに胡坐かいて
座って運転手と喋っているし、ドアは開けっ放しだし・・・
なんかいい雰囲気。旅行客は私ともう一人。
中国人だと思ったその男の人は中国系マレーシア人ですごい日本語が上手。
張さんは日本に4年住んでいたと言う。彼と道中おしゃべりし、
バスのアシスタントをしている男の子と、指差しラオス語で会話しながら
約4時間。バンビエンはすごいすごい景観。予想以上だ。
山水画のような岩山がそびえていて、その下に川が流れている。
張さんと昼ごはんを一緒に食べてから分かれて宿探し。
私は川沿いにある宿にしたかったので、一件目に入った宿が$3で
トイレ、シャワー付き。部屋からは川が見えないが、
共同スペースのバルコニーに行くと目の前に雄大な景色が見える。
とりあえずここにしてみる。
夜は張さんと一緒にご飯を食べ、ビールを飲む。
なんと!彼は日本語の他、北京語、広東語、インドネシア語、
マレー語、英語を話せるそうだ。(一個分けてくれないか?)
日本語はホテルの専門学校で勉強したから敬語も話せるし読み書きもできる。
英語は先生をやっている。こういう人って特別な会話脳を持っているね。
絶対音感を持っているみたいなかんじで。うらやましい。
香港人
のおじさんとは広東語、オランダ人とは英語で喋ってるのを
横から見てこんなに言葉が出来たら何倍楽しいだろうと思う。
今タイ語も習っているそうで、きっとすぐに習得しちゃうんだろうなあ・・

バンビエンは岩山と田圃とソン川のコントラストが美しく、時間によって様を変える景色に見飽きることがない。景色の中に邪魔なもの(ホテルなどの建物)が一つもないのも素晴らしい。

マレーシア人 張さんと観光

明日には帰る張さんと今日はレンタサイクルを借りてバンビエン観光だ。
張さんが、じゃあ明日の朝7時にレンタサイクルの前で、って言うから
そんな朝早く開いているのかな〜・・・?と、訝っていたら
お店はどこも余裕で開いてるよ〜!みんな働き者だー!!
張さんはマレーシアでは変わり者らしい。
マレーシア人は張さんのようにいろいろなところに旅行などしないそうだ。
自転車でマレーシア一周もしたことがあるという。

自転車は平気?と聞かれたので、すごい得意だよ。と答える。
だって、子どもの頃毎日チャリ乗っていたから狭いところだって、
すり抜けられるし、自由自在だ。
でも、ラオスは首都ビエンチャンの道路もアスファルトが
がたがたもいいところで、歩道なんて地震の後か?
ってほど壊れたまんま。道路公団をここに飛ばしてください、って思う。
首都がそれですから、田舎はほとんどが砂利道。
それも大小さまざまな石のでこぼこ道。非常に疲れた。。
目指すモン族の村はいったいどこなんだろう?
大した地図を持っていないので行き着けず、戻って鍾乳洞に行く。
ここの岩山はタイのクラビも似た形の岩山があったけど 、同じ
カルスト地形だと思われる。どちらも鍾乳洞ができやすい石灰質だろう。
タムチャンという洞窟がかなり大きな鍾乳洞で、ちゃんと電気も付いて、
歩道も完備。あまりおどろおどろしくなくて良かった。
なんか、鍾乳洞って気味悪くてそんなに好きじゃないんだけど。

昼に一度別れて、昼寝してから今度はチュービングをする。
タイヤチューブを借りて上流まで車で運んでもらい、
チューブで浮かんで川下りだ。
ソン川という川は流れが穏やかでピラニアとか蛭とか
ワニとかいない(たぶん)ので安心して流れに身を任せられる。
2時間半かけて川を下っている途中にところどころで音楽が流れ、
そこはビールを売る地元の人がいて、ビールを買うとワイヤーに
つかまって高いところから滑車で下りダイブできるおまけがつく。
面白いこと考えたもんだ。
途中の川べりでは、ギターを弾き語りしているラオス人を
囲んで一緒に盛り上がる西洋人のグループもいて、
楽しそうだから私もちょっとそっちに・・・と思っても
チューブはひとつも思った方向に進んでくれず、さよ〜なら〜・・・
それに私は寒くてビールどころじゃない。
思ったよりも水は冷たくないけど、長丁場だから体が冷えてくる。
極力タイヤの上に乗り、水に付く部分を減らす作戦のため、
なんだか他の人に比べて私の体勢にかなり無理があって、
とっても首が疲れた。作戦失敗。。
チューブの最終到着地というのが、橋の(いかにも手作り木の橋)
たもとなのだが、そこはなぜか流れが速く
(なんでまたここを終点にしたのだ?)
みんなはちゃんと岸にたどり着いているのに、私はそのまま流され、
やっと岸に着いたと思って、チューブをはずしたら
岸から50センチのところがとっても深くて立てない!
そしてチューブが外れた体勢で流され、そばの舟にいたラオス人に
助けて〜!と言うと、泳げと言われた。
ライフジャケット着ているけど(着ててよかった。)泳げませーん!!
もがきながらなんとか岸に着き、上がろうと思ったら
今度は泥に足が埋まり、上がれないー!!
そんな私を岸に座っていたおばさんが一人心配してくれて、
(一緒に流れていた張さんは私を置いて先にチューブ返却に帰ってた)
ようやくあがった私を褒めてくれた。おばさんありがとう。(泣)
夜は張さんとご飯を食べたが、二人とも疲れ果て、お酒は飲まず、
それじゃ、張さんのおかげで楽しかったよー!とあっさり別れる。
映画のような感動的な出会いと別れなんてものはそうあるわけでは
ないのであります。


左=民家の庭先にいた虎。弱そう。
右=デコレーションケーキみたいな寺の門。 


ものすごいでこぼこ道 。自転車の耐久年数短いだろうなあ・・


どこに行っても景色がよい。


チュービングはとってものんびりと流れていきます。 終点以外。


    



バンビエンの繁華街(?)張さんの次の目標はエジプト旅行 だそう。