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ここの畦道を歩いて行く。すぐそこにあるようで遠い。


洞窟探検は「よゐこ」にまかせる。無理です、私には。

 

岩山は遠くから・・・

今日はバンビエン最終日だというのに、毎日通っている暇そうな
コーヒー屋で食べたレモンタルト(おいしかった)がいけなかったのか?
朝からちょっと腹具合が・・・午前中は無理せず寝て過ごす。
午後はぶらぶら歩いて写真でも撮りながら過ごすとしよう。
いつもの料金所の橋を渡って、対岸の村を歩く。
初日に張さんとチャリで来たとき、いろいろな動物(家畜)が
歩き回っていて楽しかったし。
しばらく歩くと、右手の田んぼに看板があって、
そこを入っていくと美しいケーブがあると書いてある。
ケーブはもう今日はどうでもいいけど、美しいんじゃちょっと
見てみるとするか・・
入っていくと、田んぼの畦道。両側では刈り入れの最中だ。
子供達が挨拶してくる。こちらの挨拶は「サバイディー」ひとつだけ。
とても言いやすいからか、誰もが「サバイディー!」と
気さくに声を掛ける。とても感じよい。
・・・しかし、ケーブは見た目よりも遠かった。。
もう半分まで歩いちゃったから引き返すよりは行ったほうがいいけど、
はっきりいってどうでもよい気分。ほかに歩いてる人はいない。
あきらめ気分で進んでいくと、また入場料だ。
で、そこのおじさんがライトは持っているか?と聞く。
持っているけど、おじさんも来てくれるんだよね?
ジェスチャーで聞くと、 おじさんが先を歩いて樹の間を進む。
良かった。。だが、ちょっと行っただけでおじさんは立ち止まり
ここから一人で行って来いと言う。
え!!ひ、ひとりでケーブすか???嫌だよ〜!!!
おじさん来てよーーー!!おじさんはさっさと帰ってしまった。。。
仕方なくひとり進むと草がおい茂っていて、ここしばらく誰も歩いて
いないんじゃないか?蛭とかいたらいやだよー。ひ〜〜。
やっと岩山のもとに着いた。で、おじさんが言うにはケーブは3つあって、
3番目が一番でかいらしい。でも、ここ今まで行ったケーブの中で
一番ワイルダーな雰囲気っちゅうか、自然のまんまっちゅうか
おどろおどろしいっちゅうか・・・
沖縄の離島で鍾乳洞かと思って間違ってウタキに入ってしまいそうに
なった事を思い出した。あの時もかなりおどろおどろしかった。。

ちょっと覗いて、うわ〜〜!!絶対だめ!そういえばさっき看板に
第二次世界大戦のときに防空壕に使われたって書いてあったよね・・・
きゃあ〜〜〜!!お腹が急に渋り腹・・・犬に吠えたてられながら
急いで引き返す。

今日の教訓
1、岩山は遠くから眺めるべし。
2、ケーブは一人で行くべからず

「昴」熱唱

夕方、帰り道に通りかかった、おとといのアン、コン、レックの
寮の敷地を覗くとアンがちょうど外にいた。
「明日、ルアンプラバーンに発つ」と言うと、また一緒にご飯を
食べようと言うので、そうすることに。
じゃ、これから市場に買い物に行こうとバイクに2人乗りで出発。
「何が食べたい?」って聞かれても、素材見たってわかりませんよ。
「魚?」「なんでもいいよ」で、魚になったけどアンは私を見ていて
は?私が払うの・・今90円しか持っていないんですけど・・
で、ゲストハウスにお金取りに帰って、今度はもっと大きな市場へ。
たらいに泳いでいる魚を選び(フナっぽい)おばちゃんが棍棒で
バンバン叩いて殺し、さばいてくれた。活きがいいよー。
アンは野菜を次々選び、私が払う。まあ・・・いいよ。
欠食児童たちにご馳走するよ。。 魚なんて久しぶりなんじゃない?
魚29,000キープ(290円)トマト3つ50円、マナオ(かぼす
みたいの)何個かと葉野菜50円、唐辛子一山30円。高い〜。
・・ような気がしたけど安い?

一旦ゲストハウスに戻っている間にアンが料理していてくれた。
魚と野菜のスープと、トマトのペースト、ぐちゃぐちゃもち米の3品。
魚はちっとも臭みがなくおいしい。アンコンレックの部屋には
レックの彼女、ラムちゃん17歳も来ていて、食後、カラオケに
一緒に行くことになった。この間コンは歌が好きだって言ってたっけ。
カラオケ屋は寮から1分もかからないところにあり、前方に舞台が。
え?舞台で唄うんすか?
ビールを飲みながら、早くだれか唄いなよ〜!と促していると、
ギターとハモニカを手にした歌手が現れ唄い始めた。
へ??ライブハウスか??
彼はラオスのフォークソングをしみじみ唄い上げる。
一緒に口ずさむ客。5曲ほど唄ったところで(カラオケ
じゃなかったの?)アンが立ち上がると舞台の方に歩み寄り、
歌手の耳元になにか言っている。と思ったら、
「今日は日本からお客さんが来ています。彼女になにか
日本の曲を唄ってもらいましょう」みたいな紹介をしていて、
な、なに〜??? わ〜!と、客が拍手しているし、
行かなきゃまずいだろう。でも、歌知らないもん。と、言うと、
突然日本語のできる親父が「昴」と言う。昴??歌詞、知らないよ。
すると!歌手のノートに彼の手書きひらがなで歌詞が書いて
あるではないですか!ひぇ〜!!
前奏が始まり、もう、こうなったらこれ見て唄うしかない。
けど・・・読めないんすけど・・この字。
で、読めるままに適当に言葉にならない日本語で
歌い上げましたよ。昴。 日本代表として。
チンペイ(谷村新司)よ、こんなところでも昴は唄われているぞ。。。
そんでもって、これってカラオケではないのでは?
その後、親父がグラス片手に舞台に上がり、
これが妙にうまく、曲の間にMCまで入れて(慣れすぎ)4曲唄い、
その後ようやくコンが1曲、アン、コン二人でもう一曲
マイク一個しかないから交互に唄い、手拍子もなく
とっても静かに盛り上がり、(盛り上がってないかも?)
さて、お勘定って、ビール6本飲んで64000キープ(640円)
みんなが私を見ている。・・・私が払うんかい!
で、45000キープ(450円)しかなかったから、
残りを一番年上のアンが払い、バンビエン最後の夜はこうして
更けていったのでした。
アジアに行くなら昴は必須ですね。日本人のたしなみとして。


私の写真市場宛に送ってよ、とおばちゃんは笑った。


舞台は山小屋風。タイの曲が好きなコンが1曲。


マイクは3人で1本。デュエット不可能。


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私の見てきたバンビエンは自然のあふれる健全な街だった。しかし、旅行者にとってバンビエンは川の畔で葉っぱ吸って、旅行者向けレストランでマジックマッシュルーム食べて・・・という場所でもあるらしい。全然気づきませんでした。。。