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まるで展望台のようなバルコニー


乾期になると架かる手作りの橋


料金所は居心地良し

橋の上の料金所で

張さんがいなくなって、ちょっと寂しい。
ゲストハウスは$3で安いけど、トイレの天井が蟻の巣で
ボロボロとごみが落ちてるし、大群が行列しているし、シャワーの
ホースから水がぽたぽた漏れて常に水っぽいし、洗濯する気にも
ならないので、2件隣のきれいなゲストハウスに移動することにした 。
まだ新しくきれいで、なんと言ってもバルコニーから目の前に素晴らしい
風景が見られる。$10だけどここなら惜しくない。
さてと、今日はどこに行こうか・・・そうだ、昨日渡った
橋の真ん中にある料金所が(手作り木の橋で小屋がある)
なんかまったりしててよさそうだったから、あそこで座らせてもらおう。
料金所に行くと8人くらいでゴザを敷いて何か食べている。
ベンチに座ったおじさんが私にも、食べるか?と分けてくれた。
それはザボンのような柑橘類で、みんなは泥みたいな物をつけている。
私もつけさせてもらうと、魚の塩辛だった。
不思議なものつけて食べてるな〜・・
ここに座ってていい?とジェスチャーと指差しラオス語で聞くと
うなずくので、一緒にいさせてもらう。
料金を徴収する所はカウンターになっていて、女の人が3人腰掛けている。
向かい側がコの字形にベンチになっていて
若い人もおじさんも一緒に和やかにおしゃべりしている。
屋根が藁で葺いてあって、カウンターの後ろは4畳半くらいのスペースで
子どもを寝かせたり、お昼寝したりできる。
外国人は片道2000キープ(20円)ラオス人は1000キープ、
子供500キープ、自転車4000キープ、バイクが7000キープ。
見ていると大半は村人が荷物抱えて通る。
村人にとっても重要な交通路のようだ。
川の上だし、日陰だからとても心地よい。もちろん景色も最高。
しばらくすると、昼ごはんを食べるから一緒に食べないかと誘われたので、
いただきます!もち米と、焼き魚、鶏の頭と足、水菜のおひたし、
さっきの塩辛、腸詰め2種、持ち寄りのおかずだけど種類が豊富だ。
鶏の頭と足と腸詰めは遠慮して、他のものはみんな美味しかった。
セーブ(おいしい)ライライ(とっても)と言うとみな肯いている。
この街は西洋人旅行者向けのレストラン(掘っ立て小屋系)がいっぱいで、
どこの店もpizzaだのハンバーガーだのパンケーキばかり、
ローカルフードの店はほんのちょっとしかなく、どこもまずくて
いい加減食べるのが嫌になってきていたのだ。こういうものが食べたい〜!!

1時間ちょっといて片道料金を支払い料金所をあとにした。
気持の良い午後の時間を過ごさせてもらった。

ラオス人とセパタクロー

翌日も橋にある料金所に行った。
昨日とみんな違う顔ぶれで、飴をもらったりして
1時間ほどぼーっと過ごす。
今まで見ていないあたりをぶらぶらし、バスターミナルに行って、
移動日のバスの時間チェックなどをして帰る途中、セパタクローをしている
(ネットを挟んで竹製のボールを蹴ってバレーボールのようにプレーする)
少年と目が合い、一緒にやらないかと誘われたので参加した。
少年達に学生?と聞くとそうだという。年はいくつ?と聞いたら、
25歳と22歳だと言う。え〜?!そんな年なの???
16と14だと思ったよ!そんで、25で学生なの??
彼らは英語が私(中学1年生生レベル)よりも下手で、超片言英語と
指差し会話本でお話をなんとかすると、ご飯を一緒に食べようと言う。
ラオフードが食べたい!と言うと、じゃあ、7時にここで
という約束になった。
7時にそこに行くと、どこかに行くのかと思ったら、彼らの部屋で
(さっきセパタクローしてた所に長屋があって、入り口を
入るとすぐ部屋)そこの地べたにゴザが敷いてあり、どうぞどうぞ、って
そこに座り、電子ジャー持ってきて、ご飯をお皿によそってくれて、
青菜炒めとインスタントラーメンがおかず。
青菜は噛むと不思議と口の中がしびれる。
ご飯はもち米だけど、ジャーで炊くせいか、べちゃべちゃでお餅に近い。
だけど、観光客相手のお店のご飯よりずっとおいしいよ。
一番年上のアンが作ったそうだ。
私が差し入れたビールをひとつだけのグラスに氷を入れてから注ぎ
(なんでかな〜・・)回し飲む。
彼らは銀行員で1年間の研修中らしい。
25歳のアンが先輩で、22歳のコンと21歳のレック
の3人で一部屋に住んでいる。たぶんここは寮なのだろう。
みなビエンチャンの出身 なので、10日後の満月の夜に行われる
タートルアン(この間行ったキンキラキンの寺)祭りには
ビエンチャンに帰るそうだ。
一緒に行かないかと誘われたが、またビエンチャンに戻るってのもねえ・・
レックが携帯を持っていて、しょっちゅう電話がかかってくる。
携帯は$72もするそうで、一ヶ月の給料は$200くらいだそうだ。
携帯高いねー。メールは使えないらしい。
会社は7時出勤、12時から2時まで昼休みで5時上がり。
朝6時前には毎日ランニングとエクササイズをしているから
明日一緒にしないか?と誘われたけど、毎日6時には起きているけど、
何しろ準備に時間のかかる私だ。行けませんよー。
超片言英語でも辞書を交えて会話し、 日本語の挨拶などを
教えたりしてたら、あっという間に10時になり宿まで送ってもらった 。
とってもシャイで純朴な彼らに好感がもてたのだった。
おかげさまで一人ご飯ではなく楽しく夕ご飯の夜でありました。


料金所にいたおじさん


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