開発のさなかのメインロード。

朝のホワイトサンドビーチ。
海はすごいきれいではない。


ロティー。
これちょっと焼きすぎなんでは?

その場で絞ってくれるオレンジジュース売り。一本約¥75 素朴でおいしい。

暑いよニャー。

お仕事中に邪魔!
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ティンクワの屋台。
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'03秋に行ったタイの旅ばなしです。                                     1 2 3 4 5 6   
マオテーとは「おしゃべり」の意味だとオカマさん達が言ってました。
なお登場人物は仮名です。
   

  

 

このところ毎年タイに行っている。「アックはしょっちゅうタイに行っているけど、なんか怪しい説」が出ているらしい。なんでタイなんだ?・・それは楽だから。楽というか、EASY こちらの方があてはまるかもしれない。バンコクにはなんでもあるし、なんでも安いし、旅の拠点となる場所でもあるし。「あ〜、もうどっか行きたーーーい!!・・じゃあ、タイ行ってくるかー」と京都に行く程度の感覚だ。費用も同じくらいだし。
そんなわけで、どっかに行きたくなり、「タイとどこ行こうかなー・・カンボジアかー・・特に行きたくないなー。ラオス、行きたい!・・長距離バスがしょっちゅう山賊(ゲリラ)に襲われ多数の観光客が殺されているのか。怖いのは嫌だ・・。ミャンマーはどうだ?軍事政権だからいい噂は聞かないが、治安がすごくいい、人も親切か・・よし決定!」そして、北海道に住むきょう子に「ミャンマー楽しいらしいよ〜。タイとミャンマー行こうよ〜」と、誘惑メールを送り、いろいろ冬支度があって忙しいという彼女を旅に引きずり込んだのだった。

ホテルの場所が・・・

深夜0時過ぎにバンコクに到着。きょう子は二日遅れで合流するので、ひとりでホテルに行くのだが予約したホテルの場所、どこだ?バンランプーという行き先はわかるけど、そのブロックのどこにあるのかよくわからない。地球の歩き方を重いからと、バンコクのところだけちぎって持ってきたのがいけなかった。ホテルの場所が載っている地図のページ置いてきちゃったよー!私ったらー、いつもこうなんだよ。困った・・空港のインフォメーションで地図をもらおうと試みたが、しょぼいホテルのため地図に載っていない。とりあえず住所が書いてあるパンフレットをもらったので、タクシーならなんとかなるだろう。でも、バスで行きたいんだよね〜・・まあ、行けばわかるか。
エアポートバスを待っていると、うまい具合に隣りに若い日本人カップルが座っているので「地球の歩き方持ってないですか?ホテルの場所がわかんなくて」と聞いた。すると「あー、これしかないんですよ」と、るるぶで調べてくれたが、やっぱり載っていない。残念。「大丈夫ですかー?」と親身になって心配してくれて一緒にバスに乗り込み「私達ここで降りるんですけど、気をつけて行って下さいねー」「ありがとー」と別れた。終点で降りて、隣りのブロックまで歩く。でも、タイのいいところは、そんな深夜1時過ぎでも道端に屋台が出ていて、そこで普通にご飯を食べている普通の人達が沢山いるのだ。だから寂しくも怖くもない。沢山の屋台を見ると、あー、タイに来たんだー・・と思う。屋台の灯りを見ると活気があって、これがタイなんだよなーって思う。タイが好きなのは屋台があるから、そう言いきれるくらい。
確かニューワールドデパートのあたりだったんだよなー・・と、歩くがそれらしき建物は全然見あたらない。蒸し暑さに汗が流れる。ファミリーマート(コンビニだらけなんです)に入って、「ニューワールドロッジホテル知りませんか?」と聞くがわからない。うーん、どこだー。ウロウロ・・・そこへ高校生くらいの男の子たち5,6人が通りかかり、さっきもらった住所の書いてあるパンフレットを見せると、なにやら相談しながら、ひとりが電話番号を見て携帯で問い合わせてくれた。「ここ渡って、まっすぐ行ったところだよ」「ありがとーーー!!」ふー、やれやれ。汗まみれになりながらようやくホテルに辿り着いた。やっぱガイドブックって大事ですね。疲れた。。

 

コ・チャーン

'02年 2月、ひとり旅で行ったタイ東部にあるコ・チャーンという島で、ソンという青年(?)と知り合った。お兄さんが経営するバンガローとバーの手伝いをしている、とっても明るいオカマさんだ。
このビーチで沢山の人と知り合い、11月に再びきょう子とコ・チャーンを訪れた。着くなり、あれ?ここにあったお店は?ソンのおばさんはどこ行っちゃったの?バーのお姉さんは??あれ?こんな店あったっけ??・・9か月しか経っていないのに、開発がものすごい勢いで進んでいて、どこもかしこも工事中でびっくりした。ビーチにあるお店で毎朝クレープに似たロティーというパンケーキを食べていたので、そこのおばさんはまだいるかな?翌朝行ってみるとお店はすでになく、でもそこの娘が屋台でロティーを作っていた。「あなたのこと覚えているわ」と彼女は言った。名はティンクワ(きゅうりの意味だそうだ、不思議!)と言う。とっても素直で働き者で、再び毎朝ロティーを食べに行ってはティンクワと他愛ないお喋りをした。「一緒に撮った写真を送るから住所を教えて」と聞くと「また来た時に渡してもらえればいい」と彼女は言う。ソンのお兄さんのレオはまだ30前で警察官をしながらバンガローとバーを経営しているなかなかのやり手。長男のレオは警察官、次男のロンは海軍の軍人、三男のソンはオカマという不思議な兄弟だ。奥さんのノイは静かでしっかりもの、身重で食欲がないと青いマンゴーをカリカリと食べていた。初めて行ったときにそこで知り合い仲良くなった日本人のしおりちゃんとは今でも時々会ったりメールしたりしていて、彼女は4月にコ・チャーンを訪れていた。
その時の様子を聞けば島の開発はますます進んでいて、レオも家を新築して離れたところに住んでおり、ロンリービーチというところにバンガローを新しく建てたらしい。赤ちゃんは女の子が産まれ、ソンはドイツ人の彼に呼ばれてパリに行っている。レオのバンガローは従業員の人達が愛想がない。ティンクワの店はセブンイレブンのそばに食堂をだした。(セブンイレブンもできたのか)という、その後の半年でもすごい変わり様なのだ。で、今回、どうしようかなー・・コ・チャーン行こうかなー、でもなー、いろいろ変わっててつまんなかったらやだなー・・ビーチには行きたいし、ティンクワにも会いたいし、ソンは今どこにいるんだろう?まあ、でも行けば行ったで楽しいに決まってるし行くか、って事で、しおりちゃんからティンクワ宛てのプレゼントや写真を預かり、私もティンクワとレオの子供にお土産を持って出かけたのだった。