宿の女主人に一日中まとわりついていた
不思議な生き物。カワウソ?
生後何週間か、ミルク飲む姿がかわいい!!


バンガロー一泊ツイン約¥1200 。
清潔で快適。


こんな岩がいっぱいのクラビであった。

なんだか巌流島ってイメージ。

バスターミナル風景。

VIPバスの夕食。なんか表情暗くない?。
岩、岩、岩。

ランチはソムタム。

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黒い印がバンコク、赤い印がクラビ。


アオナン、メインストリートの歩道で お勉強中。

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カピーへ

朝から日本人の経営する旅行代理店に行き、ネットで頼んでおいたミャンマー行きのチケットの確認を済ませ、「クラビってどんなとこですか?」と聞くと、そこのおっさんは「クラビはいい所だよ。すごい岩があってねー、行ってみたらいいよ」「ふ〜ん。いくらくらいで何時間かかるんですか?」「バスで15時間700B(¥2100)今日の便は午後3時ピックアップで用意できるけど」というわけで、あれよという間に今夜クラビに向かうことに。カピーがほんとにクラビかソンに聞かずに行くことにしちゃったわけだ。
ガイドさんがジュースやお菓子やお手拭きを配ってくれるVIPバス、なぜか観光客は私達2人だけで、途中ドライブインで休憩だと思ったらテーブルに料理がのっていて、グループごとにおかずを分け合って夕食。これも料金に含まれているの?さすがVIP・・まだ夜明け前にバスが停まり、ここでみんな降りるんだー、さよならー、なんて言ってたら、そこがクラビの停車場だった。一緒に降りた乗客は蜘蛛の子を散らしたように、あっという間にいなくなり、ポツンと取り残された私達はインフォメーションデスクの若いお姉さんにてきぱきとクラビの街の説明をしてもらう。「ビーチのそばに滞在するならアオナンビーチが一番ね。クラビタウンはそこから車で30分。アオナンビーチからはピーピー島に行くツアーも沢山あるわ。ボートも沢山でているから」ということでアオナンビーチのはずれで一番安くて良さそうなバンガローの手配をしてもらい、タクシーでバンガローへ。あれよあれよという間にこれっぽっちも考えたこともなかったクラビに来てしまった。これだから旅はおもしろい。
 
  センタパイン

軽く睡眠して、いざビーチに!バンガローから歩いてすぐにあるビーチは松が生えていて南国感なし。泳いでいる人なし。どうやら私達の安宿はビーチから一番果てにあるので(CITY ENDって案内板)アオナンの中心に15分ほど歩いて向かう。午前中だからなのか?観光客がやけに少なく、アオナンビーチはボートがいっぱい停泊していて客引きが次々声をかけてきてうるさい。ここも泳いでいる人はいない。クラビって結構有名だけど、ここのどこがいいんだろうか???悩む。公衆電話を見つけ、とりあえずソンに電話してみよう。「もしもし、ソン?」「イエース」「今、クラビにいるんだけど、きょう子も一緒」「きゃ〜!!」きょう子に替わって「え?なに??私達はカシューナッツバンガローに滞在してるの。え??センタパイン??何??」私と替わり「もしもし、何?センタパイン?」きょう子に替わり「センタパインね、センタパインに着いたら電話すればいいのね」電話を切って地図を見るが、全然わからない。。
そばにあるイタリアンレストランに入り、落ち着いてジュースを飲みながら地図を広げ「ここのそばにセンタパインってある?」と店長に聞く。ソンが言ったとおりに「センタパイン、センタパイン」とイントネーションをいろいろ変えて言うと「センテルポイントのことか?」「は〜??センテルポイント?あ、ここのすぐそばにセンターポイントってあるよ」「センターポイントのことかー!!」よく見ると地図の下にレインボーバーというゲイバーの写真広告が載っていて「ここで働いているんじゃないの?」じゃ、電話電話、と探すがさっき使った電話に100m程戻らなくてはならない。センターポイントはその店から20mくらいのところにある。こんなにそばだったのかセンタパイン。結局100m戻ってソンに電話「今、センターポイントのそば」(ってさっきと同じ場所だっちゅーの)「じゃあ、迎えにいくからビーチで待ってて」と言われ、道路を渡ったところでしばらく待っているとバイクに友達を乗せてやってきた。どうやら私達の宿まで迎えに行ってくれたらしい。さっきから私達こんなそばにいたんですけどね。。「きゃ〜〜〜〜〜!!パチン(←手を打ち合う音)元気だった〜??うふふ」まったく、カピー?とセンタパイン?と聞いただけでこんなに簡単に会えちゃうものなのね。異国だっていうのにね。すごいわー、感心。
「これからどうするの?ライレービーチに行 く?」「うん、行く行く」ということでアオナンビーチのボートの船頭と交渉し、そこから7分くらいのライレービーチに向かった。左手には切り立った不思議な形の崖が連なる。ちょっと中国みたいな景色。大きな変わった形をした岩の島もポツンポツン見えて風光明媚。そうか、旅行会社のおっさんが言ってた岩ってのはこれか。このあたりはカルスト地形の石灰岩からできているそうだ。波打ち際が波に削られて洞窟ができているところもある。船で1時間のところにあるピーピー島やパンガン島はディカプリオの映画「The beach」や「007」のロケ地にもなり有名だ。うーん、やっぱ岩だね、岩。「きゃ〜〜〜〜!!ハーイ、セクシーマーーン!!」 ソンは隣りを走るボートのファラン(西洋人のことをタイではファランと呼ぶ)に向かって声をかけ手を振る。明るいんだよなー。そんで全然かっこよくもないハゲのオヤジでもいいんだよなー・・ソンと一緒にきた男の子はつんく♂似の職場仲間のレディーボーイ。「ハーイ!よろしくー」とちょっと控えめ。英語苦手かな?
ライレービーチは大きな岩の麓からのびるビーチで静かで眺めもいいところだ。そうか、みんなこっちのビーチにボートでやってくるからアオナンでは泳がないんだわ。着いてすぐビーチで、夜行バスで疲れきったた身体をマッサージおばさんに1時間マッサージしてもらう。タイってほんとこれがあるから最高。私達がマッサージしてもらってる間オカマさんふたりは海で遊んでいた。しばらくすると、つんくちゃんが頭が痛いから先に帰るわと帰っていった。ビーチでごろごろとお昼寝をして過ごし、そろそろ帰ろうかと荷物を片付けていると「あのー、覚えてますか?空港で会いましたよね」突然日本語で話しかけられた。「え・・?あー!バスで一緒だったー!」なんという偶然!!「ホテルすぐに見つかりました?」「大変だったけど、なんとか。それにしてもすごいよねー、こんなとこで会うなんて。私、ここに来る予定全然なくて、たまたま来たっていうのに・・」これがカップルではなく素敵な男性だったら運命の再会!であったが・・・安っぽいドラマでよくある偶然。見てて「んなわけないじゃん!」とツッコミ入れたくなるような。・・こんなことで”運命の出会い”運をすり減らしてどうする!もったいない・・絶対すり減ってると思うよ、私。。そして「じゃあねー、いい旅を楽しんでねー」と別れる。カップルに用はない。
帰りのボートは岩の裏側にあるビーチから出る。そこに行くには鍾乳洞となった岩の下を抜けていく。ロッククライミングしている西洋人グループもいる。ほんと不思議な岩のあるビーチだ。行きのボートの船頭が帰りの時間を見計らって待っている。ボートに乗り込んだ途端、急にスコールがやってきた。スコールというのは、あっちのほうが煙ってるなと思ううちにあっという間に移動してくるものだ。ボートには小さな屋根がついているが、シャワーそっくりの雨と、ビーチに着いた時に押し寄せてきた波のおかげでビチョビチョになってしまった。これから仕事のソンにバイク3人のりでバンガローまで送ってもらい夜に遊びに行く約束をして別れた。