L -Lady boy
タイにはなぜかオカマさんが多い。そこら中に普通にオカマさんがいて厚化粧した顔で食堂で働いていたりする。女になったムエタイ選手も有名だし、やっぱり女になったバレーボーラー主演の映画「アタック寃nーフ」もパート2ができた。南国だし細かいことに大雑把だからいいのか?・・いいと思う。
2年前コ・チャーンにひとり旅したとき、たまたま見つけた看板にジャングルトレッキングと書いてあったのでそのオフィス(って程のもんじゃないけど)を訪ねると、そこにわがままそうな顔したソンがいてそれを機に友達になった。ソンには警察官のレオと、軍人のロンというお兄さんがいて、3番目のソンがなぜかオカマさん。笑っちゃう3兄弟。ソンは自分のことをレディーボーイと言う。ソンはお化粧するのも好きだけど口うるさい兄もいるし普段は男の子と変わらない格好だ。ただ「セクシーレディーと呼んで!」とか「きゃ〜〜〜〜!!セクシーマーン!!」と道行く白人男に黄色い声をかける姿は普通の男の子とはかなり違う。ソンの家の並び約10件に3人レディーボーイがいる。かなりの高確率。(親戚だという噂もあるが)夜、レオのバンガローに並ぶバーで観光客を相手にきゃーきゃー騒いで店を仕切るソンのママさんぶりは天職だって思う。トレッキングに行ったとき泣きそうな顔して滝で、もの思いに耽るソンを見た。後からドイツ人の彼と滝で撮った写真を見せてもらい、遠距離恋愛している彼のことを考えていたんだなと気が付いた。
ふたりは互いの親公認のカップルで、去年はパリで一緒に3か月過ごしたそうだ。(バリかと思ったらパリよ、パリ。)「自分のお金でフランスに行って彼と結婚したいから今お金を貯めているの。コ・チャーンはStupidだから嫌いよ!」急速に開発が進んだ島を出てクラビのゲイバーでアルバイトしていたソンは言った。パリで迎えたバースデーパーティーの時の2人の幸せそう写真を見せてもらった。ほんとに一日も早くその日が来ることを祈っている。ところでフランスは同性の結婚OKなの??

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アタックNO.ハーフビーチバレー版。

ママさんは接客に忙しい。

開発の嵐であっという間に街が変わり、ソンはコ・チャーンなんてStupidだと言う。
 

M - Manta
沖縄の小さな島に行ったときのこと。宿の飲んだくれのおじさんが、ある朝、私と友人まさみに「お前らマンタ(エイ)見に行くか?」と声をかけてきた。「え〜?マンタ??行く行く!!!」おじさんの後輩が運転する車で珊瑚のリーフに囲まれた遠浅のビーチに。そこに停めたバンの荷台に・・・あらら、海人に銛を打ち込こまれた哀れなマンタが・・・重さ約60キロのきれいな白い水玉模様のやつだった。リーフの内側にしかけた網にかかっていたそうだ。「マンタは残すところなく全部食べられるのさー」島の人が全部食べると言うのならよそ者がとやかく言うことではない。
・・・あとで図鑑見たら『マダラトビエイ』=「日本では希少種」って書いてあった・・・食べちゃう・・のね・・・

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尻尾に毒針あり。(切ってあった)嘴が長い。
手触りはしっとりしていて、
キメの細かいヌメ皮のよう。